酒母
酒母と書いて「しゅぼ」と読みます。
3段仕込みと言いまして小さな「酒母」を造り
次に3回に分けて倍々の量にします。
その元になる「酒母」造りです。(酒母を酛「もと」とも言います。)
一昨日の「麹」と今日蒸し上げる「蒸し米」と「水」で造ります。
これが一昨日お邪魔して見せていただいた「麹」の出来上がりです。
きれいに、良い麹に仕上がっています。最高にすばらしいです。
この中に「麹」「蒸し米」「水」「酵母」が入っているのを混ぜます。
ちょっと難しい話をしますと、
日本酒の造りの基本は
麹が蒸し米の澱粉を「糖分」にします。(この工程を糖化)
その糖分を酵母が「アルコール」にします。(この工程をアルコール発酵)
この1つのタンクの中で糖化とアルコール発酵の2つの工程が平行して行われています。
これを平行復醗酵と言います。
今朝、私「おはようございます。」
杜氏さん「グッドモーニング。」と
いつもの様に明るくご挨拶いただきましたが、
それ以降は、言葉も少なく蔵全体に緊張した空気が流れていました。
帰り際、杜氏さんに「おじゃましました。」とご挨拶すると、
にこにこした笑顔でお返事いただきました。
純米吟醸酒という神経の使う仕込みにお邪魔したにもかかわらず
快く迎えていただき感謝です。
今日仕込んだ「酒母」は蔵人さんが毎日チェックをしながら
23日ごろに純米吟醸酒の「酒母」として、
大きな造りの第一歩を踏み出します。
次は23日ごろに つづく
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